crypt

今後の予定

ASIACRYPT 2009の参加登録は済 問題は、日曜日中に登録を済ませるか、月曜日に登録するか、のどちらが良いか、だ。 ICS 2010... 凄く行きたいのだが、1月4日〜7日と日程がきつい。暗号の論文もあるので要注目。

ついでに暗号関係のビデオ

IBM (via: Homomorphic Encryption by Luca Trevisan) RSA Conf. 2009のMillerとKoblitz

Gentryの博士論文

Craig Gentry's PhD Thesis まさかのFully Homomorphic Encryption単体でした. 200ページあるので皆さん頑張って読みましょう. 技術的なところだけで170ページ位あります. ちらっと見た限りでは, 鍵生成や暗号化の方法を変えることでイデアル格子のSIVPから…

Signcryptionの本が出るらしい.

Boyenのサイト見てたら, Xavier Boyen, Identity-Based Signcryption, invited chapter, to appear in (eds.) A. Dent, Y. Zheng, Practical Signcryption, Springer, 2009. というのがあった. 同様に, J. Baek and R. Steinfeld, Security for Signcryption…

間違い

プレゼン資料を見て唸ったが, 自分がハマったところと同じところにはまっているように思える. どうやって証明する気だったのだろうか?

最近のePrint

まぁ出自が出自なので公開鍵系しか読めませんけど。 R. P. Singh, A. Saikia and B. K.Sarma. “Little Dragon Two: An efficient Multivariate Public Key Cryptosystem.” (Cryptology ePrint Archive: Report 2009/488) まさかのLittle Dragon. 多変数多項…

IND-CCA2の定義

Bellare, Hofheinz, and Kiltz “Subtleties in the Definition of IND-CCA: When and How Should Challenge-Decryption be Disarrowed?” (ePrint 2009/418) 暗号のIND-CCA2安全性も定義によって強さが変わるという話. 敵がメッセージを2つ出す前に行った復号…

IDベース暗号

Introduction to Identity-Based Encryption (Information Security and Privacy Series)作者: Luther Martin出版社/メーカー: Artech House発売日: 2008/01メディア: ハードカバー クリック: 14回この商品を含むブログを見る VoltageのLuther Martinが書い…

格子縮小アルゴリズムの進展

とはいえ多項式時間じゃなくって, 指数時間掛かる方ですけどね.Ajtai, Kumar, Sivakumar (STOC 2001) を真面目に解析したら時間計算量2^{5.9n}, 空間計算量2^{2.95n}だったよとNguyen and Vidickが報告したのが今年の話 (J. Math. Crypt. 2009). Voulgaris a…

一般ハードコア関数の証明とフーリエ変換

8月5日はハーコーということでハードコアの日だそうです. (ちゃんと日本記念日協会に届け出たそうで.)ということなのでハードコア関数の話をします. Goldreich-Levinハードコア述語とリスト復号の話はよく出るんですが, GLハードコア述語とフーリエ変換の話…

Signed QR

まぁ詳しくはR. Ficshlin and C.-P. Schnorr (JoC 200)を見ていただくとして, Hofheinz and KiltzがCRYPTO 2009で発表する論文がDennis Hofheinzのサイトから読めるようになったのでメモですよ.とりあえず, Nをnビットのブラム数とします. N=PQで, PとQはそ…

最近の格子話

2008年9月以降だとこんな感じですかね. 一般の格子 IND-CCA2 PKE (modular GGH) (STOC 2009) KDM-CPA PKE (CRYPTO 2009) EUF-CMA Sig w/o RO (Manuscript) SID-IND-ANON-CPA HIBE w/o RO (Manuscript) イデアル格子 IND-CCA2 PKE (modular GGH, w/ quantum r…

メモ

SAC 2009 R. Misoczki and P. S. L. M. Barreto “Compact McEliece Keys from Goppa Codes.” McEliece暗号の新種. Goppa符号の部分符号だけどコンパクトな符号を使うらしい. あと, Key-wrappingの話とReal Traceable Signaturesをチェックする. Cryptology e…

Gentry暗号の簡単な解説

抽象的なことしか書きません. 詳しいことはACMに$10払うかフルヴァージョンを待つかしましょう. Gentryの論文は格子の説明が無く初学者に厳しいので, その部分を補うためのノートに使ってください. ただし線形代数と多項式環の知識は仮定します. (といっても…

返信

期待されているようなので, Gentryの暗号 (STOC 2009) については簡単な解説を後日書きます. 今のところフルヴァージョンは公開されていないので, 詳しいテクニックはぼかして書く方向で. 乗法的準同型性, 加法的準同型性, 制限付き加法的準同型性, 制限付き…

最近の格子ネタ

お久しぶりです. C. Gentry. “Fully homomorphic encryption using ideal lattices.” (STOC 2009) えーとね, あんまり細かく読む気が起きてないんだけど. 安全性に関してはぱっと見それNTRU以下だろうという感じ. どうなんだろうね. うーん, mod qを取らない…

なんでROMでの証明を俺が書いてんだって話ですよ, 本当に. RO嫌いな方なのに理解が進む進む. Benny Applebaum, David Cash, Chris Peikert, Amit Sahai “Fast Cryptographic Primitives and Circular-Secure Encryption Based on Hard Learning Problems” (C…

BDD, uSVP, GapSVP.

Lyubashevskyが, Peikertのテクニックを用いることで, 近似度をO(√n)分悪くすることでuSVPはGapSVPに帰着できることを示していましたが (ePrintにある), BDDについても出来るということをMicciancioとの共著で書いてます. CRYPTO '09に通ったそうなので, 皆…

The SHA-3 song (@EUROCRYPT 2009)

EUROCRYPT2009ランプでのSHA-3替え歌:exploit&ac:So-net blogから. ビリー・ジョエルのWe didn't start the fireの替え歌ですね.

配色

黒地に黄色字という配色をやや見かけます. また, 深い青色を地にして白文字というのもあります. たまーにですね, 適切なテーマを使わずに, そういう色遣いをボックス毎に自分で全部指定している人が見受けられます.さて, Powerpointには配色というものがあり…

BRMの話

Eurocrypt 2009 rump session - Dodis... ADW09でやってた認証, 署名, 鍵交換以外に, ADWW09と1人増えて, 暗号とIDベース暗号でも出来たという話. Gentry's IBEから出来るそうですよ.>

オペレーションズ・リサーチ 3月号 Vol.54 No.3 2009

杜撰な研究者の日記: 2009/04/16 - 暗号議論の解説論文一覧から國廣先生のTurorial (解説記事を集めたもの) を読んで思い出したのでメモ. ちょっと前のOR学会の機関紙で暗号特集をやっていました. 特集 意外と身近な存在、情報化社会の暗号技術 特集にあたっ…

Paillierの話

適当に調べ物をしていたら, Partial Discrete Logarithm Problemってものを見つけたのでメモ.N=pqをsafe primeの積とします (p=2p'+1, q=2q'+1). GをQR(N^2)とします. N^2を法とした平方剰余が成す巡回群. するとGの位数はpp'qq'. また, 位数Nの元はちょうど…

海賊行為の話

そういえばWeb2.0という悪しき名の影響下にPirate 2.0という攻撃法がEUROCRYPT 2009で提案されるのでした. 2.0って名が体を表してないから嫌なんですけど, まぁそれをいったらCCA2 (chosen-ciphertext attack 2) も同じよね. CCA1.5ってのも見た覚えがあるし…

局所的に話題だったアレ

今度のEUROCRYPT 2009に出る, Hofheinz and Kiltzの素因数分解仮定からIND-CCA2暗号を作る論文がHofheinzのサイトに出ていた. BBS擬似乱数生成器+チェック機能でIND-CCA2KEMを作るってのがポイントみたい. また今度のEUROCRYPT 2009に出るHohenberger and Wa…

AAECC 18

AAECC-18 Program (via topics I like) プログラム出てた. 日本人が居るなぁと思ったら, Nagata, Nemenzo, Wada “On Self-Dual Codes over Z16”以外は全部今井先生が共著者に入ってた.

部分情報が漏れても安全な暗号方式

2009/133 J. Katz “Signature Schemes with Bounded Leakage Resilience.” 格子暗号 (Akavia, Goldwasser, Vaikuntanathan (TCC 2009)), 共通鍵暗号 (Y. Dodis, Y. Tauman Kalai, S. Lovett (STOC 2009)), 数論系暗号 (Naor, Segev, 2009/105)と来たら署名で…

2008/378 t制限付き環準同型暗号の話が更新されてた. 安全性証明をつけたらしいが, 読んでいない.

Plantardの

2009/03/11に見つけたACNS 2009に出るT. Plantard and W. Susilo. ”Broadcast Attacks against Lattice-based Cryptosystems”がPlantardのサイトからダウンロード可能だったので読んだ. HåstadのRSAに対する同報通信用攻撃をナップサックや格子でもやってみ…

ACNS 2009のリスト

ACNS 2009 - Accepted Papers [topics I like: ACNS "09] なんか変なのあるんですよね. T. Plantard and W. Susilo. “Broadcast Attacks against Lattice-based Cryptosystems.” あとNTRUはまた新しいパラメータ設定をするらしい(;´д`) P. Hirschhorn, J. H…