ゲーデル問題その二

じゃぁ、何でゲーデル問題って言う不適当な名前をつけるのでしょう。あれですか。社会的にはゲーデルさんて不完全性定理の人ですか。76件引っ掛かったgoogle:ゲーデル問題から突っ込むべき文章を一つ引っ張ってくることにする。

後藤・・・そう、だから、それを一般化して考えられるところまで突き詰めているのが柄谷行人だと思うんですよ。彼が数学の基礎論を持ってきてるというのはそこですよ。あらゆる数学は、その公理が無矛盾であれば正しいということに一応みなされて、それでめでたしめでたしになるわけですけども、ところが、あらゆる矛盾を免れた決定的な理論というのはありえない、っていうことをゲーデルが言ったわけでしょう。だから、こういう「形式化」の問題はゲーデルに集約されるわけですよ。

どうもおかしい。ゲーデルは完全性定理の中で「一階述語論理とその証明論の論理体系は健全であり完全である」ことを証明している筈なのだが。さてはて。