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西村京太郎『赤い帆船』

赤い帆船(クルーザー) (光文社文庫)

赤い帆船(クルーザー) (光文社文庫)


『殺しの双曲線』だとか『七人の証人』だとかは読んだので, 次はこれ.
メインはアリバイ崩しとなっている. 犯人候補は時間が進むにつれあっさりと限定されていく. アリバイ崩しは中々大変. なにせ相手がヨットレース参加中で海の上.
毒殺のアリバイ崩しは最終的にはあっさりと描かれるものの赤い鯡が効いており構図が入れ替わる瞬間は虚を突かれる. 2つ目の事件のアリバイ等はアメリカ海軍まで出てきて, 中々固い. こちらのトリックは今から見ればあっさりしているものの, 十津川が気づくまでの過程は見事.
終盤のアレとアレが入れ替わる構造が綺麗でいい話でした.