米国の暗号に掛けられる法律。
久しぶりに暗号カテゴリ。確か「ある程度以上*1強力な暗号は輸出禁止」ってのがあった筈なので気になったので調べた。サイモン・シン『暗号解読』*2辺りに載っていた。
google:暗号 規制 米国で1999年辺りから2002年迄の動きが分かる。2000年以降規制緩和になったらしいが、例の9.11の事件によりまた規制強化の動きがある様子。日本でも通産省の許可が要るらしい。
さて、本題。ZDNN:冷戦時代の暗号公表規制をめぐる訴訟、静かな幕引き [←void GraphicWizardsLair( void ); // 2003/10/17より]
シンプルな暗号プログラムをインターネットで自由に配布することが認められるかどうかをめぐり米政府と3年間にわたって争った後、1995年に提訴した。米国の法律では当時、ネットへの掲載を「輸出」と解釈し、禁固刑の対象になり得ると定めていた。
で、この裁判の判決が出るまでの経緯はこんな感じ。
- ZDNet U.S. News Bursts 1997/08/26 暗号化ソフト輸出をめぐる政府規制は「違憲」
- ZDNN: 1997/12/09 米国の暗号技術輸出規制 違憲か否かが再び焦点に
- ZDNN: 1999/05/07 米政府の「敗訴」で米国の暗号規制は緩和されるか?
今まではプライバシーか軍事だったのが、最近はプライバシーかテロ対策という論点になっているらしい。