スタニスワフ・レム『虚数』

虚数 (文学の冒険シリーズ)

虚数 (文学の冒険シリーズ)


「ネクロビア」・「エルンティク」・「ビット文学の歴史」・「ヴェストランド・エクステロペディア」・「GOLEM XIV」の五篇が収録された短編集。前四作は実在しない書物の序文、「GOLEM XIV」は軍事産業が作ってしまった人を超えたコンピュータGOLEMによる人類への講義録という体裁を取っている。
「ネクロビア」はこんな画像見たことあるな、どこでだっけ。確かあった筈。
「エルンティック」は戯画的で面白い。これ一番好き。
飛ばして「GOLEM XIV」は理系チェスタトンみたいな話。コンピュータが実際に<知性>を得る為には、原理的論理的飛躍が要ると思うが、さてはて。
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