年末その4

ref:圏外からのひとこと 2003/12/28 猿+タイプライター+量子コンピュータ=シェークスピア
先方のコメント欄に書こうと思ったのだが、長くなったので止め。
q-bit1個1個に原稿用紙の升目を対応させると思えばよいですかね。アルファベットの頻度解析は為されているそうなので、1マス1マスにアルファベットが確率的に重なっている状態は出来るでしょう。ウォルシュ・アダマール変換の応用で何とかなりそうです。
で、ひとつ問題があります。演算を終えて結果を取り出す際には結果は一つしか出てきません。演算中はn-q-bitあれば2^n分の状態の重ね合わせとして計算できますが、結果はやっぱり一つです。
シェイクスピア風の文章がq-bitの連なり中に存在する確率』が高くなるようにアルゴリズムを組まないと全く意味がありません。頑張ってそういうアルゴリズムを組んで下さい。

レムの「ビット文学の歴史」*1に出てきたなこういう話。あれはコンピュータが自立してるからなぁ。

*1:虚数』国書刊行会 文学の冒険シリーズ ISBN:4336035938に収録