最近のePrint

まぁ出自が出自なので公開鍵系しか読めませんけど。

  • R. P. Singh, A. Saikia and B. K.Sarma. “Little Dragon Two: An efficient Multivariate Public Key Cryptosystem.” (Cryptology ePrint Archive: Report 2009/488)
    • まさかのLittle Dragon. 多変数多項式系. 自己評価のところでざらっと考えられる攻撃に関する話があったので話半分に聞いておくことにする. そういえばSquare (C. Clough, J. Baena, J. Ding, B.-Y. Yang, and M.-S. Chen CT-RSA 2009) も破れたんですかねぇ。O. Billet and G. Macario-Rat (ASIACRYPT 2009) とかタイトルがそれっぽい.
  • A. Lewko and B. Waters. “Efficient Pseudorandom Functions From the Decisional Linear Assumption and Weaker Variants.” (Cryptology ePrint Archive: Report 2009/486)
    • タイトルの通りで, DDH仮定で作ってたPRFをk-Linear仮定からでも作れました (よって仮定が弱まりました) だそうで.
  • Z. Brakerski, S. Goldwasser, and Y. Kalai. “Circular-Secure Encryption Beyond Affine Functions.” (Cryptology ePrint Archive: Report 2009/485)
    • アフィン関数に関するKDM安全な公開鍵暗号方式にはDDHベースのものとLWEベースのものがある. これをどうにかしてd次の多項式辺りまで持ち上げる話. DDHベースの方は鍵が長くなるだけだが, LWEベースの方はエラーの所為で仮定を相当強めなくてはならないとかなんとか. ざっと見た限りでは, GapSVPに落とすと近似度がquasi-polyで敵の能力もquasi-poly. あらー. でもしょうがないかという感じ.