鮎川哲也『ペトロフ事件』*1
それほど論理的な作品では無い。論理よりは驚きを重視している。しかし、アリバイトリックが贅沢に作られているので良しとす。どんでん返しのやり方はかなりアンフェアだ。どうしようも無い。
文章やプロットがこなれてないのは処女作故か。私としては、他の作品読んでから戻って読むので丁度良いと思う。全く全く。

*1:光文社文庫 ISBN:4334731783